ミミズコンポストのメリットと0か100か、オーガニックについて

 お久しぶりです。11月のミミズたちは暖かい日が多かったせいかものすごく元気に暮らしています。柿の皮やキューウィの皮が大好物でたくさん食べ、ついでに?野菜の皮も食べ排水溝のごみも食べ私もミミズの害虫チェックをしますが全くいないので楽な日々を過ごしています。

 こんな時にはつくづくミミズコンポストの力を実感できます。①電気を使わずに②各家庭で③やめても大したゴミにならず④ある程度の害虫対策ができ⑤大阪でもでき(大阪でできればどこでもできます)⑥雨ざらしにでき⑦外に置け⑧ランニングコストがほぼかからず⑨分解が良い(個人の感想です)⑩熟成期間がいらない⑪分解物があまり増えない(土ができ過ぎない)。私は全く環境マニアではありません、正直なりたいとも思いません。私がいくら二酸化炭素を吐くからと言って息を止めるわけにはいきませんし、車にも乗ります。家は普通の建て売りだし、買い物は近くのスーパーで特価品を買いまくっています。もちろん病気になって良いわけではありませんが特別200歳まで生きたいとも思いません。今の時代をみんなと一緒にそれなりに生きられれば充分だと考えています。ですので私の環境活動に私たち家族がオーガニック食品を食べるという項目がありません。天然素材は着たいときに着るだけです。私の考える環境活動はどんな人でも参加できそれが自分たちだけの自己満足やステイタスや他に向けてのパフォーマンスではなく、そのメリットが一部の選ばれた者ではなく世界中に平等に影響を与えられるものであってほしいと思っています。だから各家庭でできるお金のかからないコンポストは素晴らしいのです。それは自分たちだけに環境マニアや自他ともに善良な人間や貴重な自然にだけメリットがあるのではなく地球上すべての物や生物に影響を与えるものでなければ価値がないと思っています。ですから私は現実主義者です、労力対効果はとても大事だと思っています。そして派手さばかりが目立ち(あえて何かは言いませんが)それにミーハーになることはありません。コンポストは地味ですがその労力対効果はかなり高効果だと思っています。以前電気を使わずに生活している環境マニアと思しき人をテレビで見かけました。確かにすごいの一言です、でも電気がなくなるとその一日で破産してしまう人もいます。大きい会社では大きな損失として大金を失います。私の主人の会社は電気がなくなると何番目に倒産するのか?そんなことは人それぞれでそれに賭けられる人は善人賭けられない人は悪とはそんな問題なのでしょうか?私のミミズコンポストは100%の生ごみを処理するわけではありません。肉、骨、乳製品、その他分解できないものも多数あります。それを何%か示すことはできませんが私にとって採算が合う内容だと思っています。環境活動は0か100かではないのです、何%でもできればそれで採算が合えば良いのです。そしてそのさまざまな活動を続け広げることで割合は上がっていずれは実りあるものになるのではないでしょうか。私はミミズコンポストを始めとして誰でもできる環境活動が大切だと思っています。

 私がオーガニック食品について興味がないのは私の周りでオーガニック好きが多いからかもしれません。もちろんオーガニック食材を普及させることは農薬や化学肥料から地球を守る大きな貢献であることはわかっています。ただオーガニックオーガニックという人に限って自分たちさえよければよいと考えている人が多いように感じます。実は私は食べることが大好きでおいしいものが大好きなのです。私の義理の両親が家庭菜園で野菜を作っています。無農薬で牛糞、鶏糞を買ってきて肥料にしています。有機肥料って言うんですよね?お母さんは毎日真夏でも4時間の虫取りを毎日しています。それは大変な労力です。もちろん何もせずとも野菜は無事育つ畑もあるのかもしれません、しかし義理の両親は健康マニアで自信を持って育てて私たちにもたくさんくれます。それはとてもおいしく、食費も助かります。しかしその苦労もわかりました。オーガニックオーガニックという人は新鮮でないと多分買いません。もちろん当たり前ですがそれがいかに大変な苦労の上に作られているか果たして意識しているのでしょうか?ご自分で苦労して作って食べたことはあるのでしょうか?私は以前無農薬でお米を作っている人に会いました。私はとても驚きました、私は無農薬でお米を作ることは確かものすごく大変だと聞いたことがあります、特に雑草がすごいらしいのです。なので私は大変だったのではないかと何度も聞きそのたびに驚きました。そしてその方は誇らしげでした。私は思うのです、無農薬オーガニックと言う人はどれくらいその作業が大変なのかわかっているのだろうかと。作りては何も趣味で農薬や化成肥料を使っているのではないのです、使わないとものすごく大変だから使っているのだと思います。それをどこまで大変かも意識せずにどうして無農薬で作物を育てないのだろうと軽はずみに考え、いざ自分が買うときにはもったいなさも意識せず最高のもの以外(陳列の後ろから取る)は買わずに廃棄させる、私はそのことが許せないのです、一体何様のつもりなのか?お客様?もちろん高いお金を出すのですからその通りですがなんだか気に食わないのです。恐らく高所得であろうその人は自分たちの階層にふさわしい文化的価値を持ち最高のもの以外は無農薬だろうが農薬入りだろうが同様に廃棄させるその考えが気に食わないのです。ちなみに義理の両親は悪い人ではありませんがただの健康マニアであり環境問題に関心はありません。ですので作るのは自分たち家族のためです。もちろんその考えについて私がとやかく言う筋合いはありません。ただ健康マニアと環境問題に意識を置いているかは全く違うということです。私はどんな食べ物であれ作ってくれた人に食べ物に感謝して食べたいのです、それがなければ私にはとてもその行動は無意味に思うのです。

 今回は少し批判的なことを書いてしまいました。ただこのことについてみなさんに伝えたかったのです。私は私の手で環境問題とやり合いたいと思います。