ディスポーザーについて

 こんにちは、あれからまだコンポストの袋を開けていませんので特に追加することはありません。さすがに今日にでも入れないと柿の皮があふれてきます。ついつい冬になるとミミズも私も動きが鈍くなります。

 さて、私は前回話した通りの考えですが環境問題に関しては正直な意見を交わしたいと思っています。人と人が胸を開いて話し合いそして影響を及ぼし合う日本人は相手の意見を聞くのが苦手そうですがどちらが正しいとかではなく自分の意見相手の意見をどう知り合えるかだと思います。ただ恐らくこれをみなさんと直に話すことはないでしょう。実はもう一つあってそれも書かせていただきます。今のところこの二つなのでご安心ください。

 ディスポーザーについてですがディスポーザーは炊事場の流しの排水溝にジューサーのようなカッターを入れ排水溝で生ごみを肉、野菜なんでもジュースを作るように回しドロドロにして下水に流す装置です。私も初めなんて便利な機械なんだろうと思いました。これならコンポストもしなくていいし、生ごみも消えて楽でいいこれからはディスポーザーとそれを持っていない人はコンポストでいいんじゃない?とすら思いました。ところが市の広報にディスポーザーの自粛を呼びかける文が載っていました。ディスポーザーはごみが無くなるのではなく(よく考えれば当たり前でした)川に下水にごみを流しているだけで環境の悪化を招くので使用をやめてほしいとのことでした。なるほど言われてみればあれほど「汚れたもの(食器等)は不要な紙や布でふき取ってから洗いましょう」と言われているのに食品とはいえ下水に流すということは自分の家ではきれいに楽に片付いてもそのしわ寄せが川や下水処理施設に掛かるのであればそれはまずいと思いました。ましてや環境問題に意識を置いている者にとっては何をやっているのやらです。川に流せば単純に川が汚れますし下水処理施設に流れればそれを処理するために莫大な水とお金と労力と恐らく酸素を使うのか二酸化炭素を排出することになるらしいのです。そんなことはとても無駄なことです。今までごみとしてゴミの日に出してきたのだからこれまで通り処理した方がマシならそうすべきです(市はディスポーザーの使用自粛を掲載しています)。

そして条例でディスポーザーの設置、修理禁止にすべきだと思っています。もうすでに知らずに設置してしまった人はお気の毒なので壊れるまでは使ってもいいことにして(そのことにより現実に環境への影響を与えている事実は変えられませんが、、、その上で使うにあたりは本人の心次第です)いいですがこれからどんどん増えていくとさらに環境悪化と一度楽をしたら後戻りしにくくなるので早々に対策をすべきだと思います。結局たまにニュースになるてんぷら油や魚焼きグリルにたまった油やフライパンにぎっとりとついた油汚れを水で下水に流している人たちとなんら変わらないのです。最近食洗器の普及でひどい汚れは洗い流してから食洗器に入れる習慣が根付いてきたように感じます。本当は拭きとってからが環境的にはいいようです。もともとディスポーザーアメリカや韓国で普及していたようですが外国とは下水処理のシステムも違うそうなので何も対応せずに導入するとこうなるようです。もちろんシステムの対応を取った上で使用するならいいと思います。ディスポーザーを使用されている方、普及させたい方は是非採算のいく形でその下水処理システムの導入を市町村に訴え、下水システムが確立されたのち使用されるのが環境に負荷を掛けない解決方法だと思います(何年もかかって相当面倒だと思いますがご健闘をお祈りしています)。大切なのは環境に無駄な負荷を掛けないことだと思います。

 私がディスポーザーに反対するのは何もコンポストを推進したい為だからではもちろんありません。私たちは一般論として今ある楽な生活を捨てるのは難しいと思います。でもこの今まで普通に守ってきたことまでこんなに知らずに環境負荷に変えるのは危険であり、もったいないと思うのです。てんぷら油や魚焼きグリルにたまる油やフライパンのギトギトなどは流したところで結局シンクは汚れるし、どちらにしてもだいたいの人が容器を洗います。それなら意外と拭いてしまった方が環境問題を抜きにしてもストレスがありません。私はいらない布を切って台所の引き出しにいっぱい入れています。ましてやこんな大掛かりな油ならそのままのいらない布で拭きますから切らなくてもいいくらいです。ふき取ること、環境問題関係なくてもお勧めです!

追伸:今生ゴミ投入してきました。先週に投入したものが最近の寒さで分解が進まず酸っぱい匂いがしていました。残り2つは順調でしたのでまあ時間が解決してくれるでしょう。

恐らく今年はこれで最後になります、みなさん良いお年をお迎え下さい!